Monday, July 23, 2012

Blue Valentine



I enjoyed watching Blue Valentine a lot and I ended up watching all the DVD extras.
The director has a documentary background and the film is realistic to details, which separates itself from cheesy love romances. Also, superb acting from Gosling and Williams. In order to get into the characters and 'make histories' prior to the shoot, they've rented a house and lived together with budgets. The director spent 12 years planning this film, and actors have also been involved in the process for 6 and 4 years. It's a film that is made with love and time, and that is clearly visible on the screen. 


I couldn't help but notice lot similarities between one of my favorite films London. I guess that's sort of the romance films that touches me the most.



監督の構想に12年。役者との役作りに6年。家を借りて、予算付きで役者たちが一緒に住んで、役に入り込んだり、見えない部分ですごく手が込んでいる映画。
監督がドキュメンタリーの人ということもあり、多くの部分がアドリブで、役者の多くが、「実際のその職業の人」だったりして面白い。例えば、 Deanが働く引っ越し屋さんは、実在する引っ越し屋さんで、出てくる人たちも実際その引っ越し屋で働く従業員で、彼らが自分たちの恋愛観を話したりしていて、なかなかリアル。部屋などもセットではなく、実際に人が住んでいる部屋でそのまま撮影したりしている。


以下若干ネタバレあり

「過去」のシーンはすべてフィルムで撮られていて、手持ちのカメラ(三脚なし)で、引きのアングルで2人が一緒にフレームに映っていて、ふたりが自由に動き回れるスペースが周囲にある。逆に「現在」のシーンはすべてデジタルで撮られていて、常に2つのカメラが使用されていて、1つのカメラはDeanを、もう1つのカメラはCindyをアップで写していて、息苦しいカットが続く。

わたしは"London"と「ジョゼと虎と魚たち」という映画が大好きなのだけれど、"Blue Valentine"はその2つとの共通点が多い。
共通点のひとつを具体的に挙げると、大抵恋愛の終わりというのは「相手が浮気して、別れる」「相手がジャンキーだから、別れる」「相手が障がい者だから、別れる」「相手のことがすきではなくなったから、別れる」という単純なものではなくて。「これ」といった理由がある訳ではないのだけれど、今でも好きなのだけれど、それでも何かが上手くいかなくなってきた、というような曖昧なもので、この3作品は、そういう曖昧さの表現が上手い。
恋愛というのは、出会いというのは運で、持続させるのは努力だと改めて思います。