I had no preliminary knowledge of Belgrade or Serbia. My knowledge was so limited I only discovered after going there that it used be the former Yugoslavia. People spoke English, we had good weather, food and beer were nice and cheap, I can only recommend the place. Rebecca, an American tutor who came there with us said that the entire city is a hipster town like Brooklyn of NY or East End of London. Graffiti covers the walls around the city, there are many nice bars around, it reminded me of Berlin.
Oh and from street name signs to graffitis, the city had incredibly interesting and amazing typography. That too was a good surprise.
なんの予備知識もなしに、行ってきたセルビア共和国の首都、ベオグレード。ちなみに、旧ユーゴスラビアの首都。そもそも、わざわざベオグレードに行った理由はResonate Festivalというデジタルアーツのカンファレンスに出席するため。デジタルデザインに興味がある人なら驚くくらい豪華なラインナップ。
英語は通じるのか?別の友達が行った時は、物乞いの子供が電車の窓を叩いていたらしいけど、大丈夫なのか?食べ物は美味しいのか?とりあえず、あまり深く考えず行ってきました。
結果的に、英語はフランスやドイツよりも通じるし、ホームレスや物乞いの人なんてひとりも見なかったし、食べ物は重いけど美味しいし、街自体も好きでした。ビールが1ボトル50円くらいなのが良かった。物価は安くて、タバコも一箱100円くらいだった。
ニューヨーク出身の先生が、「なんでベオグレードなんかで開催するかわからなかったけれど、街全体がヒップスター・タウンで、ニューヨークのブルックリンや、ロンドンのイーストエンドみたいで、なんでこの街で開催したかわかった」と言っていた。気取らずお洒落なバーが並んでいて、町中がグラフィティに覆われていて、雰囲気としてはベルリンに近い。ベオグレードが「次のベルリン」になる可能性はあると思う。
大抵、旅行では、「行きたい場所」を選んで、「見たいもの」を見る。貧しい国も、過酷な自然も、素晴らしいアートや建築も、そういうのを見たいと思って行って、「想像と一緒だね」とか「生で見たって言える」とか「想像とこういうところが違ってた」なんかと思って終わる。結局、ネットや情報の予備知識があるから、本当に考えが覆されたり、心から感動したりすることがない。感動するのが難しい時代に生きていると思う。
今回は、予備知識なしで、とりあえず行ってみて、ゼロから歴史や街や人について知って行くという貴重な経験だった。特別な感動はなかったけれど、予備知識をなぞるだけの旅行ではなかった。たぶん、私が好んで、知り合いの国を訪れるのも、「私が見たいもの」ではなくて、「彼らが知っているもの」を見せてくれるのを望んでいるからなのだと思う。応募したら、ランダムな国行きへの航空チケットを買ってくれるサービスとかあったら、ちょっと興味があるかな。