I thought it may be a good idea to read something about future of jobs / careers before I start my professional life, so I read Lynda Gratton's The Shift. I read a Japanese translation and that one is called Work Shift which actually seems to be more concise to the point of the book.
A brief summary of what I've taken out of this book:
- Have wise friends (who can help you solve difficult problems or make you laugh or feel relaxed and refreshed)
- Get married (to save yourself from complete loneliness)
- Design is a future proof career, but you probably won't be earning a lot
- Energy problem is more severe than I probably had imagined (we may be restricted to daily transportation usage and traveling abroad may become a very rare practice)
- More flexibility in work style may become possible (but that means you need to know your priorities)
The list above is not necessary what it says in the book. For instance it certainly does not tell us to get married, but if the future may become as lonely as Gratton predicts, but I sort of imagined marriage surely could be a solution to it.
Nobody knows the future yet but it's probably worth thinking about what may happen, as that could influence your career path. This book was probably a good starting point to make me wonder.
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社会における「仕事」の役割が今後どう変化していくのかについて考えておくのは、自分のキャリアを考える上でも重要かと思い、社会人になる前のこのタイミングで読みました。
大概納得で、気付かされることも多かったです。
特に、エネルギー問題に関しては、私の想像以上に切実なんだと実感。この本では、エネルギー問題による移動規制が描かれており(自宅勤務、割り当てられた距離以上の移動の制限など)、またゆえにもたらされる孤独なんかも描かれています。
今までは、「将来が明るくない日本を考えると、もしかしたら円高はこれが最後」=「日本で稼ぐなら今!日本人が海外旅行に行くなら今!」という路線で考えてたものの、環境的な面からの政策規制で、海外旅行(及び、あらゆる交通の使用)が難しくなる可能性というのも多いにあるのかなと。
何はともあれ、「10年後、お金に余裕できてから海外旅行行くかなー」と思っているとまずいことになるかもしれません。行きたいところがあるなら、今のうちに(行ける間に)行っておくのがいいのかも。
でも個人的には、この本で喚起するほどのストイックな移動規制=孤独な状況にはならないとは思う。ここまでの規制を課すと、少子化問題がどうしようもないことになるだろうし。どんなにデジタル技術が進化しても、やはり対面する人間付き合いがないと恋愛は出来ないし、そこまでの規制に国は乗り出せないのではないかなー。それとも、更に一歩進んで移動する必要がないように、寮付きの仕事場付きのでっかい施設みたいなので暮らすようになるのかな。でも、どちらかというと、私が恐れてるのは、規制よりも、移動にすごくお金が掛かるようになって、海外旅行や日々の通勤が可能なのは金持ちの特権になるということ。そうなると、恋愛出来るのも金持ちだけ、みたいな状況になったりするのかな。そういうことを、もやもやと想像しちゃう一冊でした。
anyway, デザイナーに当てはめてこの本を解釈すると、
- デザイナーという職業に将来性はある(スキルが必要、ロボットにすぐに取って代わられることはない)
- 65歳を過ぎても現役で続けられる=キャリアとして有利かつ有望。
- 稼げない(他の専門職と違い、ギルド(同業者組合)的な仕組みがないため、ごく一部の「勝ち組」に富が集中し、大半が比較的少ない収入。参入者も増える。)
- が、収入は少ないかもしれないけれど、不幸せとは限らない。
といったところでしょうか。
基本的に、私はお金に欲がないので、「まあ死なない程度に稼げればいいよ」といった感じなのですが、今後少しでも海外勤務を志望するのであれば、ある程度の稼ぎがないと厳しいかな。どこの国でも稼ぎがないと、ビザが下りる可能性が非常に下がる。評価と年収はそれなりに比例しているはずで、デザイナーが低賃金だとすればそれはデザインのスキルはそんなに稀なものと思われていないということで、そこにビザはなかなか降りてこないですよね。となると、デザイン以外にも何かしらスキルがないと、世界経済的に魅力的な人材=ビザが下りる人材にはなり得ないということかな。
まあ、「海外に住む」というのは、目的ではなく、方法論であるべきですが、デザイナーの収入が減ってしまうのであれば、対策としてそれなりのマネタイズの方法は考えていかなくてはいけないのでしょう。いくらネットで世界中の「仲間」と繋がれるとはいっても、定住地から一歩も出れないのって個人的にはすごく苦しい。
まあ、「海外に住む」というのは、目的ではなく、方法論であるべきですが、デザイナーの収入が減ってしまうのであれば、対策としてそれなりのマネタイズの方法は考えていかなくてはいけないのでしょう。いくらネットで世界中の「仲間」と繋がれるとはいっても、定住地から一歩も出れないのって個人的にはすごく苦しい。
と、書いたものの、この本の最も大きな危惧のひとつが「ジェネラリスト」で終わらないことであって、専門技能の習熟の必要性。つまり、まずデザイン極めないと話にならないということ。まあ、道はいろいろあると思います。ひとつのことを極めるのは、それなりに時間がかかることではありますが(この本では1万時間かかるとある)、今のわたしにはデザイン以外ないし、頑張る以外道はなさそうです。
★★★★☆