Thursday, May 5, 2011

Taschen for Tablets


I worked intensively with Duarte for the D&AD brief. The brief was to redesign their Taschen Magazine, which is like an article-style catalogue of their books, for tablet devices such as iPads.
I worked with Duarte for a magazine proposal A7 before, and although this time the magazine was tablet based, it was in a way continuing the same thinking process that we had for A7. There, we really pushed paper as a medium and explored what paper can do to enhance reader experience. This time, we thought through what we felt intuitive for digital device. For instance, we thought digital medium should not try and imitate paper. I find it deceiving and fake when digital apps imitate the pages of paper. I think advantages and disadvantages of paper and digital are quite different, we should focus on the advantages rather than try and make it be something that it actually isn't.

The full interactive app was not asked but we still had to produce a video that demonstrates the features of the app, as well as slides explaining the feature into details.

iPadやタブレットというのは、パソコン機器に比べて「直感的」な操作が出来ると思う。でも、私たちが無意識で行っている「直感的」とは、よく考えてみると一体どういうものなのだろう。ということを、考えることとなったのがこのプロジェクト。iPhoneやiPadに導入されたタッチスクリーンが身近になったのは、割と最近のことなのに、特に操作を習うことなくとも、直感的に私たちはこれら機器を操っているのはよく考えてみるとすごい。例えばスクロールというのは、パソコンとiPadでは逆(パソコンだと下に行くには下に向かってドラッグするけれど、タッチスクリーンだと上方向に指を動かす)で、混乱してもおかしくないはずなのに。

基本的に、私はデジタルと紙はかなり違うものであると思っていて、ふたつの役割というのは、違っていれば違っているほどいいと思ってる。紙の真似をしようとするアプリや読書方法は、デジタル機器に対して真摯ではないと思う。紙のメージをめくる動作や音をリアルに再現しようとしているけれど、真似は真似でしかないから、それなら紙で読みたい。

面白いアイディアで押したというよりは、割とひとつひとつ地道に理詰めして、「デジタルに心地よい、明快で誠実なアプリ」にしようとした結果、かなり真面目なプロジェクトになってしまった。例えば、ルーレットのような形の目次とか、色を使ったタグの付け方とか、奇抜なこともやろうと思えば出来たけれど、説明しなくても直感的に操作出来るものを作りたかったし、作れたつもり。ただ雑誌を読みたいだけなのに、使い方の説明を読まなくちゃわけがわからないようなものだけは作りたくなかった。

機能、ストラクチャー、ヴィジュアルのデザインが要求されたプロジェクトだったので、インタラクティブな実際のアプリは作っていないのだけれど、動画は作った。この動画も最初は面白いものにしようとクレイジーなアイディアばかり出していたのに、最終的にかなり真面目で全くおもしろくない動画になってしまった。それでも、全体的な出来には満足。友達とチームでやると、ひとりでは到底出来ないものが作れるから、達成感が大きい。

これをやりながら思ったのは、電子教科書が出来たら、是非デザインしたい。